-
-
企画・主演
大地康雄
今回は「若者を応援したい」という強い思いから創られた作品です。今、日本の83%の若者が自分はダメな人間だと思う時があるそうです。これは世界的に見ても異常な数字です。仕事も効率や成果が優先になり格差が広がっています。そういう社会で親やまわりに影響されて、自分の意志がないまま就職。でも仕事に適応できず、その上対話力に欠け、自分の居場所が見つからない。将来に希望が持てず悩んでいる若者が今とても多く、これは由々しき問題です。
今回の物語にはそんな自己否定感の強い若者が登場し、ひょんなことから銀三郎と一緒に暮らすことになります。
でも銀三郎は試練から逃げ家族を捨て、失敗と挫折をくり返し夢を諦めた人間。人生は良い事も悪い事も、自分が投げたボールしか返ってこない事をよく知っている男です。この若者には、せめて自分を反面教師にして頑張ってほしいと願っています。
そんな銀三郎に若者は次第に心を開き、自然と関わり、悩みながらも、とことん自分と向き合っていきます。
すると…その先には…。
今回も前作同様「笑って、泣いて、感動」を1人でも多くの方にお届け出来れば幸いです。
-
-
-
俳優
福士誠治
今回、映画『じんじん~其の二~』に参加させて頂いたこと、本当に感謝しかありません。
モノ作りというものは誰かの想いが具現化されるものだと思っております。
『じんじん~其の二~』に至ってもそうです。必ず誰かが声をあげ、始まるのです。
そしてその想いに引き寄せられ、沢山の方々の力により形になっていく。
そしてその想いを届けていく。
この映画は本当にその核となる想いが沢山溢れている作品だと僕は思います。
1人が2人、2人が3人と沢山の人と人との繋がりがとても美しく心に響いた現場でした。
その人と人との繋がり、人と自然との関わりと心の繋がりがとても感じられる想いが詰まった素敵な作品!
今の自分に照らし合わせたり、過去も未来もひっくるめて色々と感じて頂けると嬉しいです。
この作品が1人でも多くの方に届くこと。そして自分の可能性を信じてもらえるよう願っております。
-
-
-
女優
鶴田真由
『じんじん~其の二~』の撮影は神奈川県の秦野市で行われました。都会から1時間ちょっとでこんなにも豊かな自然に満ちた場所があるのかと驚きました。山の木々や湧き水、美味しいお野菜など、体が喜ぶものに満ちていて、撮影に行くのがとても楽しみでした。
私の演じた女性は東京でバリバリと仕事をしていた人です。けれども、ある時、自分の生まれ育った場所の素晴らしさに気がつき、地元である秦野に戻り、今は観光協会で働いているという設定になっています。
「大切なこと」とは心と体が喜ぶことなのかもしれません。人が人として戻る場所。人が動物として、また地球に住むものとして戻る場所。そんな大切な場所に気づき還っていく物語でもあるように思いました。そこに、この物語の企画者である大地さんの願いがあるのかもしれません。そんな素敵な作品に出演させて頂き、嬉しく思います。
-
-
-
女優
中井貴惠
北海道剣淵町から発信された『じんじん』が、ついにパート2上映となりました。
絵本の町として知られる剣淵町で繰り広げられた銀三郎のはちゃめちゃな人生ドラマがこんどは舞台を変え秦野で再び展開します。
いいかげんでちょっとだらしなく、でもハートの熱い銀三郎。剣淵の彼の身元引受人としては、どうにも彼の今後が気になります。
舞台は変われど、パート1で登場したストーリーの鍵を握る「絵本」の存在はパート2でも健在です。
さてどんなストーリーになるのか、皆さんも劇場にまた銀三郎に会いに行ってあげてくださいね。
-
-
-
絵本作家
あべ弘士
映画『じんじん~其の二~』と絵本「雲をつかむはなし」
『じんじん』(剣淵編)では「クロコダイルとイルカ」の絵本が主演級の活躍でした。そのことに味をしめてまたもや第二弾の絵本をつくることになったのだが、これが大変な難産でした。絵本をたくさんつくってきましたが、こんなことはめったにありません。
うーむ、うーむ、やめよう、がんばろう…「映画の方は?」と聞くと、これまた難産!もひとつおまけがついて、もうさんざん。
しかし、完成した映画は、すばらしい。
第一作がよかったのでどうかな、と思ったけど、二作目の方がよいかもしれないくらい良い出来。絵本もようやく完成。こちらも…楽しんでください。
なにはともあれ作品をつくるということに、安産はないのですね。
-
-
-
神奈川県知事
黒岩祐治
映画『じんじん~其の二~』の公開、誠におめでとうございます。
平成29年2月に秦野市で行なわれた完成披露特別先行上映会では、2日間で約4,000人ものみなさんが鑑賞され、感動の声と高い評価が多く寄せられたと伺い、大変うれしく思っています。
『じんじん~其の二~』は、映像の随所に、丹沢の雄大な自然や秦野の名水をはじめとした魅力的な地域の姿が映し出されています。
また、多くの市民エキストラの方々をはじめ、秦野市民が一体となって作り出した映像は圧巻です。
こうした魅力的な秦野の地で、大地康雄さん演じる銀三郎と、福士誠治さん演じる哲生の間で展開される心温まるストーリーがみなさんに感動を与えてくれることでしょう。
是非、『じんじん~其の二~』をご覧ください。
また、この作品の舞台となった神奈川、秦野に訪れていただき、あふれる魅力を直接感じていただきたいと思います。
神奈川へのお越しを心よりお待ちしています。
-
-
-
前・秦野市長
古谷義幸
北海道の剣淵を舞台に全国に感動の渦を巻き起こした映画『じんじん』の公開から4年。いよいよ、その続編である『じんじん~其の二~』が全国に向けて公開される運びとなりました。
この作品の舞台は、東京から1時間足らずで訪れることができる箱庭のようなまち「秦野(はだの)」です。
神奈川の屋根と呼ばれる、みどり豊かな丹沢山地に抱かれた秦野で、福士誠治さん演じる哲生が、世代を超えて引き継がれる林業の世界に触れ、自分の人生の岐路に迷い、また、その傍らで大地康雄さん扮する大道芸人の銀三郎が不器用ながらに若者にエールを送る様子をぜひお楽しみいただきたいと思います。
また、この作品の随所にちりばめられた秦野のまちなみや丹沢の雄大な自然をご堪能ください。
秦野を訪れていただくシンボルとして、絵本の読み聞かせのシーンが撮影された秦野市立図書館の前には、『じんじん~其の二~』の完成を記念した「じんじんの木」を出演者のみなさんに植樹していただきました。
この作品をご覧いただいたすべてのみなさんのお越しを神奈川・秦野で心よりお待ちしております。
-
-
-
剣淵町長
早坂純夫
映画『じんじん~其の二~』秦野編の完成を心からお喜び申し上げます。
古谷秦野市長をはじめ秦野市民、秦野市観光協会の皆さん、そして深いご理解を示していただけた応援する会のみなさんの熱い思いが実を結んだことに心から敬意を表します。
最初の絵本をテーマとした『じんじん』をご覧なった皆様の感動が絆となり、心と心が繋がったものと考えます。
剣淵発秦野行の「きずな号」が発車しました。
人生のレールは自分で敷かないと走れません。若者が悩んだとき、忘れ物をした思い出の地を訪ね、立ち上がる姿は感動的であります。
心のふるさと「絵本の里けんぶち」からエールを送ります。
-
-
-
足利市長
和泉聡
映画の冒頭、大地康雄演じる立石銀三郎が、秦野市をこう紹介します。
「ここは都心から僅か一時間でありながら、身近に丹沢を、遠くに富士を望む自然豊かな地で、昔から映画のロケ地としてよく使われてきました」
丹沢を赤城に富士を日光に置き換えると、足利市とそっくりです。前作の『じんじん』では、サブロケ地として撮影が行われました。
そして、その縁で秦野市からじんじんの木(やまぼうし)を寄贈していただきました。剣淵町、秦野市、足利市に植えられたじんじんの木は、その花言葉のとおり「友情」の絆を深め、それぞれの地で大きく根を張ることでしょう。
『じんじん~其の二~』の上映が、前作以上に「じわじわ」と広がり、その感動が一人でも多くの方に『じんじん』と伝わっていくことを期待しています。
-
-
-
東海大学学長
山田清志
『じんじん~其の二~』は、東海大学のメインキャンパスに隣接する秦野市の豊かな自然が全編にわたり繰り広げられる中、人生の目標を見失いかけた青年が、自らの生きる意味を、林業での体験を通じて発見していく作品である。
本学の創立者松前重義もその語録抄の中で「恐れずに人生を生きよ」と若人に檄を飛ばし、若き日に人生いかに生きるべきか大いに悩み答えを見出せと、自ら作詞した「建学の歌」の中で「なやみの谷の深きとき 進め希望の星仰ぎ 我等が行くてここにあり」と諭している。
まさにこの『じんじん~其の二~』は、我が創立者が目指した本学の本質的なものを、銀三郎と若者との人間味あふれる交りあいを通じて描いている。サミュエル・ウルマンの言う「青春」を生きる全ての者に、是非観ていただきたい映画である。
-
-
-
作家・環境保護活動家・探検家
C.W.ニコル
まず、大地康雄さん演じる銀三郎の明るく楽しいキャラクターが、映画全体の空気感をうまく作っていたように思う。彼と哲生の関係性にはとても心を動かされた。
そして、現代日本の地方における環境や状況についてもよく表現されていた。1980年から信州(北長野)の田舎に住み始め、日本各地を旅してきた私にとって、映画で描かれていた風景や音、リアリティのあるテーマはとても共感でき、胸に刺さるような台詞や自分の人生の参考になるようなアイディアも多く含まれていた。私自身も大都市に住むことのできない人間なので、哲生の、父親のチェーンレストランを継がなくてはならない自分と、自分らしさを求める自分とでジレンマを感じ、もがく様子には強く共感した。
彼が林業を学んでいく過程は、今後林業に携わる人々に、そのまま参考にできるようなシーンであった。この数十年、何をして生きていきたいのかが分からないという若者に多く出会ってきたが、この映画は彼らの心に触れるような物語になっていると思う~田舎での暮らしに少しの興味さえあれば。
哲生という若いシティボーイの教育係として、若くて可愛らしく、男勝りな女性が就いたのは、年々多くの若い女性がこういったアウトドアの仕事に就く傾向にある日本において、とても良いアイディアだったと思う。強く、エネルギッシュに、ポジティブに生きる為には男性である必要はない!
この映画は老若男女に受け入れられる魅力的な映画だと思うが、私は特に、若い現代っ子たちに観て欲しい。この映画を観て、田舎に住んで働くことに魅了され、行動を起こしてくれる若い人が出てくると信じている。
「じんじん〜其の二〜」はとても面白かった。私がそのまま登場人物の一人として登場できるくらい、日本での自分の生活にとても近い表現がされていた。
-